サブスクリプションサービス

サブスクリプションとは何か、サブスクはなぜ人気なのかを徹底解説。

最近、様々な業界で聞かれるようになった「サブスクリプションサービス」。

サブスクリプションサービスの略称は「サブスク」で、最近は「○○のサブスク」とよく聞くようになりました。

本記事では、広告代理店として日々様々なサービスに触れ、何が人の心を動かすのかを考え続けている私が「そもそもサブスクリプションサービスとはなにか?」というサービスの仕組みの解説から「どのようなサービスがあるのか」までを徹底して解説をしていきます。

サブスクリプションサービスの説明
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「サブスクリプションサービス」とは何か

そもそも、サブスクリプションサービスとは何でしょうか。
「月額定額性のもの?」「使い放題?」正確に説明出来ない人も多いのではないでしょうか。

サブスクリプションとは物やサービスを月や年などの一定期間「利用権を買う」ビジネスモデルの事を言います。このビジネスモデルはサブスクリプション方式とも言われ、買い切りで購入をしていたものを月額や、年額を支払う事によって利用出来るようになります。

サブスクリプションのメリット

続いては、サブスクリプションのメリットを企業側と利用する側に分けて説明していきます。

企業側のメリット

  • 安定的な売上が見込め投資の判断もつけやすくなる
  • 顧客データを定期的に取れマーケティング活動をしやすくなる
  • 初期コストを下げられるので(特に高価なものは)対象顧客が増える

顧客側のメリット

  • 初期コストが安くなる事が多く利用のハードルが下がる
  • 定額なので支出を見込みやすい
  • (企業などの場合は)資産扱いにならないので処理が楽
  • 1回1回購入判断をしなくて良いので「脳が楽になる」

後述しますが「脳が楽になる」というのがマーケティング視点でサブスクリプションモデルをみた時に非常に重要な要素になってきます。

事例をいくつかご紹介したあとに、この「脳が楽になる」というのはどういう事か。それでなぜサブスクリプションモデルが人気になるのかという話をしていきたいと思います。

業界別サブスクリプションの事例

サブスクリプションの説明をしてきましたが。なんとなくイメージは掴んでいただけましたでしょうか?

いまいち具体的なサービスのイメージがつかない人の為に、代表されるサブスクリプションの事例を業界別にまとめておきたいと思います。

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ソフトウェア業界

ソフトウェア業界で一番有名な事例はAdobe社でしょう。
Adobeは一番皆さんに馴染みの深いものだとPDFを閲覧・編集するソフトを作っている会社です。

そのAdobeの主力商品としてデザイナー向けに展開しているPhotoshopやIllustratorなどのソフトがあります。
デザイナーには必須のソフトで、数万から数十万するものまであり高価なものでしたが、そのソフトを2013年に月々数千円で利用できる、サブスクリプションモデルへと転換をしたのです。

これにより一時期は売上が下がる結果となりました。
しかし、その後見事に売上はV字回復。

というのも、これらのソフトは新しいバージョンが出たからといって10万など大枚はたいて買っているので、心理的にすぐに買い換える事はありませんでした。

そして、そのうち徐々に「自分の使っているバージョンが古くなり新しいソフトと互換性も無くなりストレスを抱える」という事が多かったのですが、このサブスクリプションモデルへと移行する事によって定額の料金を払っていると「新しいバージョンが出るたびに常に最新版にアップグレードする事が出来る」ようになりました。

結果的にソフトごとに購入していたときよりも多くのお金を利用者は落としてくれているのでしょう。それ移行ソフトウェア業界では続々とサブスクリプションモデルへ移行。もともと定額制の多い業界ではありましたが、今のような定額制の料金が主流となりました。

音楽業界

音楽業界にもサブスクリプションモデルの波が訪れた有名な業界です。
AppleがiPodとiTunesを普及させ、音楽はCDで購入する事もめっきり減ってきました。

そんな中で、月々定額で音楽が聴き放題になるサービスが続々と出てきました。

今の主流はApple MusicAmazon music Unlimitedの争いでしょうか。
最近Youtube Musicも出てきて一時期かなり強引な手段で登録を獲得しようとしてましたが、私の周りではあまり使われていない印象です。

今まではシングルで1,000円〜、アルバムなどだと4,000円程度するようなCDを買うか買わないか悩んでいたのが、今や月々1,000円程度でどんな曲でも聴き放題。
友達と会った時に「あの曲いいよね」と話題になったらすぐ聴ける。
ドライブなどで「その時メンバーの趣味に合わせ」プレイリストをすぐ作れる。とても便利なサービスです。

一見とても売上が落ちるようにも思えますが、Youtubeで音楽が無料で聴けるようになった世の中ではもうCDを買うという消費行動はほとんど見込めません。
年間で1000円も音楽購入にお金を落とさない層が年間で1万円以上の利用料を払ってくれていると考えるとこのサービス転換は大きなプラスだと思います。

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映像業界(映画・アニメ等)

これもサブスクリプションモデルの主力業界です。
いわゆるオンデマンドサービスと呼ばれる映像の配信サービスです。

国内プレイヤーとしては

などがあります。

各サービスの現在の状況ですが、圧倒的な王者のAmazon プライムビデオがいて、Netflixがその後を追い、国内ではU-NEXTとHuluそしてFODなどが頑張っている状態でしょうか。

コンテンツの網羅性が高いのにも関わらずAmazonプライムビデオは月額500円と圧倒的な安さを誇っており今後もAmazon優位が続くのでは無いかとみてます。

また、各社はコンテンツ元(映画系・TV局系・衛星放送系などなど)から配給を受けて配信しているのでたくさん登録していても被る事が多いです。

上記であげた各サービスはNetflix以外は無料トライアル期間があるので、登録してみてどんなコンテンツが有るかや、使いがってを見てみるのも良いでしょう。

車業界

車業界にもサブスクリプションの波はきています。
都内は土地代が右肩上がりで駐車場も高くなっており、車を手放す人が増え駐車場の空きが大きな問題になっています。

それにシェアサイクリングや、カーシェアリングなどのシェアリングエコノミーのインパクトもあり都心部の車の販売は危機的な状況になっています。
そこで出てきたのが、新車のサブスクモデルでした。

中でも注目すべきは車メーカー自らが乗り出したトヨタのKINTOでしょう。
座して死を待つなら、勝算がなくても挑戦したいという趣旨の発言を以前されてましたが、かなりチャレンジングな事業です。

ちなみに、定額を支払って車の利用権を得るというのはリースでは?と思った人も多いと思います。
実際、リースとサブスクには大きな違いはありません。途中の解約料金が安い、保険料が含まれている(含まれていないサービスもあります)などなど各社差を表明していますが実質ほとんど一緒です。

BMWもシンガポールでアクセス・バイBMWという定額制の利用サービスを始めるなど車業界はチャレンジをしていますが、実際のところはカーシェアリングにより駆逐されるのではないかと私は思っています。

というのも、結局駐車場代もかかるしガソリン代等も込でないならカーシェアリングサービスの方が最終的にはお得だからです。

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アパレル業界

アパレル業界も最近では定額サービスが流行している業界の一つです。
2020年は、アパレル業界はサブスク競争になるでしょう。

女性に人気のサブスクリプションサービスが2019年は流行した。
洋服の借り放題というサービス面ではエアクローゼットとメチャカリが勢いのあるサービスですね。

エアクローゼットは会員数25万人を誇るサービスで、定額で家に洋服が届き・クリーニングしなくて返却が出来る。そして、何度でも返却して新しい服を取り寄せることができ、気に入ったらそのまま購入も出来るもの。

メチャカリは最初名前だけでメルカリが運営しているのかと思ったが、アースミュージックアンドエコロジーを抱えるストライプのサービスでした。エアクローゼットと比較すると、自社ブランドの新品商品を主軸としたラインナップのようです。

また、私が注目をしているのはラクサスです。ラクサスは、ブランドバッグの借り放題サービスで、月々6,800円(税別)でルイビィトン、シャネル、プラダなどの有名ブランドのバッグを借り放題なんです。
以前このサービスを使っている女性に「高給なバッグは何年も持つのだからお気に入りの物を買ったほうがお得では?」と。
そしたら返ってきたのが「結婚式、パーティー、それから学校行事とか女性は同じコミュニティーでバッグを披露する場が多い。また同じものを使っていると思われたくないし、その時のファッションに合った最高のバッグを持っていたい。」と言われなるほどなと思ったと共に、それ以来このサービスには大きな成長性を感じています。

私がイチオシのサブスクリプションサービス

最近、私がイチオシのサブスクリプションサービスがありまして、それは「花のサブスク」です。

花があると、家の中は華やかになるのは分かっていたのですが、同時に「季節の花」を選ぶ事や「定期的に変えること・買いにいくこと」を面倒にも思っていました。

そんな中で、見事にその悩みを解決したのがBloomee LIFE です。
このサービスは自宅のポストにプロがアレンジした花が届くサービスで、毎週や隔週など選べ常に違う花を家に飾っておく事ができます。

このサービスは個人はもちろん、オフィスを構えている方にもおすすめ出来るサービスです。

Bloomee LIFE公式HPへ

なぜ、サブスクリプションモデルは人気になっているのか

では、いよいよなぜサブスクリプションモデルが流行っているかという話をしていきたいと思います。

「情報が増えた」のに「処理する時間がない」という時代背景を受けて、「面倒な選択をしたくなくなった」という消費者心理がサブスクリプションを好むようになったのです。

具体的にどういう事か、説明していきたいと思います。

情報が圧倒的に増えた現代

総務省が発表しているデータで、2003年から2016年までで世の中の情報が30倍以上になったというものがあります。
一方で、人間の処理できる情報というのはほとんど上昇していません。
それもそうですよね、急に今までの100倍情報処理できるようになったぞ!なんて人がいたらサイボーグですから。

これによって、情報酔いとも呼ばれる情報過多による情報への拒否反応を示す人が多くなり、SNSを見なくなったりする人が増えたりもしました。

いわゆるトリプルスクリーンと呼ばれる、テレビ・スマホ・PC(最近はPCを仕事以外で触れる事がある人は少なくなっているようですが)の3つの画面を次々に移動しながら情報と接触している現代人は、1日に恐ろしいほどの情報に接しています。

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役割は増え、時間は少なくなった

一方で人の時間はどんどんと少なくなってきています。

共働きの家庭が増え、仕事に追われ家に帰っても家事に追われ「父親・母親」であり「夫・妻」であり「社員」であり「地元の○○会のメンバー」であり、「TwitterやInstagramの発信者」でもあり、寿命は伸びるので「子供」である期間も伸びてきました。

このように、人々は色々な役割を与えられておりそれぞれに割く時間によって物理的な時間がなくなってきています。

買い物に脳を使いたくない現代人

情報はとても増えているのに、時間がなくなってきたという話をしてきました。

人間というのは基本的には疲れる事を嫌います。
脳も大きなエネルギーを消費するので情報が多く・時間がない中で多くの事を選択しようとするととても不快感を感じるようになります。

これによって人は「選択したくない」と思うようになります。
この「選択したくない」というのがサブスクリプションサービス流行の鍵だと私は思います。

スティーブ・ジョブズが脳の消耗を避けるために毎日同じ服を着ていたというのは有名な話ですが、これも「選択を避ける」という目的がありました。

これをサブスクリプションに落とし込んで考えると
「CDを1枚買うか買わないか」
「映画を1本借りるか・借りないか」
「買ったり借りるといくらかかかるのか」
「はたしてそれを買って後悔をしないか」
など考えながらの選択は「脳の負担」を増やします。

そんな「脳の負担」をサブスクリプションは取り除いてくれます。

この「脳の負担を取り除く」というのは、人を幸せにするとも同義であり「人を幸せにするサービスはユーザーから選ばれる」のでサブスクリプションは多くの人に支持され使われるサービスとなりました。

人は現状維持を好む

脳の負担を取り除くというのは「一時の幸せ」であり、そのうちまた使われなくなる(退会される)のでは?と思った方も多いと思います。

しかし「選択したくない」という欲求と共に人間には現状維持バイアスというものが存在しており「今から変わりたくない」と思っています。

「今聞けている音楽が聴けなくなる」「今見てる映画を観れなくなる」たとえ聴かないし、観ないかもしれないけど、今できることを変えたくないという想いが退会を思いとどまらせるのです。

これによって、一度入会をした人はサブスクリプションモデルに加入し続けるという構図が完成するのです。

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学び続けるためには常に情報を取り続ける

サブスクリプションとは何かという話と、なぜ人気になっているのかという話をしてきました。

私達を取り巻く環境は常に刻々と変わっており、このサブスクリプション方式のビジネスモデルも、5年後に残っているとは限りません。
気を抜くと、気がついたら時代の波から取り残されていて、ビジネスで大きな損失を被ったり、人材としての価値が無くなり会社から放り出されたりするかもしれません。

そうならないためにも、常に情報を摂取して学び続け、自分で考える事が必要になってきます。

また、その方法もサブスクリプション方式で用意されています。
中でも私がおすすめするのは「オーディオブック」での学習と、「ビジネス雑誌の読み放題」です。

オーディオブックとは何か

オーディオブックをおすすめする理由は、忙しい現代人がまだ捻出できる耳の空き時間をつかった学習が可能だからです。
私もこのオーディオブックを使って月+4冊の本を読めています。

オーディオブックとは、簡単に言うと「本を読んでくれるサービス」になります。

情報が増えすぎて時間が無い現代人の話をしてきましたが、通勤中やランニング中、身支度しているときや家事の最中まで耳から情報を仕入れられる時間はまだ残っています。

中でも、Amazonオーディブルは「サピエンス全史」「メモの魔力」「嫌われる勇気」など多くの人気の本をオーディオブック化しておりラインナップがビジネスでも役立つものばかりで最近人気のサービスです。
詳しい内容はこちらでも記事にしましたが、30日間の無料期間もあるのでぜひ試しに使ってみて下さい。

30日間無料 Amazonオーディブル

ビジネス雑誌の読み放題とは何か

ビジネス雑誌の読み放題をおすすめする理由は、ネットでは得られない「情報の塊」により様々なテーマを深く切り取る事が出来るからです。

もちろん本などでそのテーマを学ぶよりかは浅くなりがちですが、インターネットなどの情報で浅い情報に慣れきった現代人は、もう少し「深く情報を仕入れ物事を考える」練習を日頃からしておくべきです。

そのために役立つのが、事例では紹介しませんでしたが「雑誌の読み放題サービス」です。

有名なところでいくと「楽天マガジン」や「dマガジン」がありますが、ビジネス雑誌『プレジデント』『ダイヤモンド』『東洋経済』『Forbes』がラインナップに入っており、dマガジンより価格が安いので私は「楽天マガジン」を使っています。

このサービスは月額380円(税別)で加入できるので、1冊雑誌を読めばもとが取れるようなサービスになっています。
詳しい内容はこちらの記事でも紹介しているのでぜひ見て下さい。

31日間無料 楽天マガジン


時間の無い現代人が、たくさんの情報を仕入れ処理するのは大変かもしれませんが、ぜひ色々な方法を活用しながら賢く情報を掴んでいきましょう。

それではまた。

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