配属される前の軍隊

配属ガチャに直面する人に伝えたい、ガチャ対策とハズレた場合の対応法

配属ガチャって知っていますか?
この記事では、配属ガチャを経験したことのある私が、配属ガチャの対策とそれに伴う転職について書きました。

私もかつて、グループ数万人規模の企業の親会社に就職、そして見事にガチャに外れた人間でした。
研修も常に上位、内定のスピードも最速組、なのになぜ!
配属を言い渡された日の事はあまり記憶になく、気づいたら配属発表後に飲みに行く同期の団体からはぐれ、ファミレスでコーヒーを飲んでました。

そんな経験から、配属ガチャ対策に関しては人一倍強い思いがあります。
この記事を1人でも多くの「配属に怯える内定者」や「配属ガチャに失敗した若手社員」に是非読んでいただけると幸いです。

配属される前の軍隊
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配属ガチャとは何か

配属ガチャとは、主に大企業などで発生する配属によって大きく仕事の内容や勤務地が変わる事を、何が出るか分からないガチャガチャに例えたものです。

この配属ガチャを評価する指標には下記の様な種類があります。

  • 職種
  • 担当商材
  • 勤務地
  • 激務度・上司

それでは、これらの配属ガチャについて解説していきます。

職種

営業職、そしてマーケティング・広報部などの専門的、さらには総務や人事などのスタッフ職種など会社には色々な職種があります。

また、自己分析をしてやりたい仕事を見つけてせっかく入社したのに「人事」や「総務」に配属される事もあります。
人事などはその職能こそスキルであり他の会社でも使えるレア配属ではありますが、語弊を恐れずにいうと、会社によって大きく異なる事をするのではないので、せっかく選んで入った会社なのに人事や総務などに配属されてしまう事は配属の失敗だと思う人もいるようです。

担当商材

次に担当商材です。

例えば商社などですと、エネルギー関連もあれば繊維事業などもあります。
また、リクルートはカンパニー制ですがカンパニーによって「人材」もあれば「住宅」「飲食」など別れており扱うものによって同じ営業でも全然仕事内容は違います。

勤務地

これはガチャの典型ですね。
古き良き大企業は色々な勤務地を経験させることによって幹部候補を選抜する文化がありますが、一方でほぼ固定で地方への配属もあったりします。

東京生まれ東京育ちの人間が突然地方で、戻ってこれる見込みがなかったり、地元で就業するつもりだったのに突然都内勤務になったりという事は起こります。

激務度・上司

これは配属ガチャの中でも隠れた性能なので発覚するまで時間がかかるものになります。

例えば、システム会社のA株式会社の1営業部と2営業部は同じ銀行を担当している部署だとしましょう。
だから、1営業部に配属された人と2営業部に配属された人は最初は違いがわかりません。

しかし、働いていくと1営業部は「朝まで帰れない日も多々」なのにも関わらず2営業部は「だいたい20時には誰もいない」なんて事もあります。

これは同じ銀行をクライアントとしていても1営業部が時間的高速がハードな役割を担っている一方、2営業部はルーチンワークで簡易化された作業で完結する役割を担っているなど仕事の役割が異なる時に発生します。

また、上司の問題もあります。
1営業部は上司のパワハラ地獄な一方、2営業部はスマート上司が管理しており心も穏やかに働く事が出来たりするなど環境に差がでたりします。

さらに、隠れたガチャ性能で言うと「出世有利部門ガチャ」というのもあり、上司ガチャと類似しているのですが、その部門が社長の出身部門や次期社長候補の役員の出身部門で”手厚く面倒をみられていて出世に有利”という場合もあります。

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配属ガチャの対処法

配属ガチャについて少し詳しく説明しましたが、次は配属ガチャの精度を少しでも上げる方法をご説明します。

といっても、方法はそこまで多くはありません。
また、これはどの会社でも同様の方法が取れるわけではないので参考にしながら対処してもらえればと思います。

人事に自分の印象を刷り込む

まず、考えられるのは人事に自分の印象(希望)を刷り込む方法です。
しかし私はこの方法はあまりおすすめはしてません。

というのも、人事の中でもフロントに立つ若手の人事はあなたと同じ大量採用され「人事」という役割を言い渡された人の可能性があり、希望をしていなかった可能性が高いのです。

あまり強く主張をすると「自分は我慢しているのに・・こいつは生意気だ」と裏目に働く可能性があります。
方法があるとすると、まずは関係値を築いて、きちんと逆に働かない信頼関係があると思ったときに主張をするのが良いと思います。(オフィシャルなヒアリングで意見を言うのはOKですよ)

役員クラスにそれとなく想いを伝える

大企業って、軍隊なんてすよ。
これは外資も国内企業もあまり変わりはありません。
恐ろしいほどに、部門を司る部門長や役員の力が強い。

役員が「○○くんはほら、○○株式会社やりたいって言ってたし○○部長のところでいいのではないか?」と言えば決まってしまう場合があります。

その役員との懇親会などがある場面で、もしも直接想いを伝える事が出来ればそれは大きなアベレージに繋がります。しっかり覚えてもらいましょう。

行きたい部署の先輩を紹介してもらう

これは、確約は無いが堅実なやり方です。

だいたい大きな会社の新入社員研修では、それぞれの偉い人や先輩社員が「部署の紹介」をしにきてくれます。
そこで、行きたい部署の人を捕まえて「今度飲みに連れて行って下さい!」と話を持ちかけてみましょう。

就活生ならまだしも、同じ社内に入った以上人事も止めないでしょうし、断られる事は殆どないと思います。

また、もし研修で希望の部署の人が来なかった場合は、他の部署の先輩でも良いので捕まえてフラットに1度飲みに行ってから「○○の部門にも興味があって知っている人いませんか?」と聞いてみて、なるべく上の人を連れてきてもらいましょう。

そこで、お目当ての部署の人と飲みにいけたら、まずは「こいつ良いやつだな」と思ってもらえるように精一杯頑張りながら「この部署で皆さんと一緒に働きたいです!」と精一杯擦り寄りましょう。

泥臭いですよね。私もそう思います。
けど、配属ガチャに外れたのはそう思ってやらなかった結果なのかもしれません。

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気をつけたい事

まだ、希望の部署に配属するためのこれらの努力をする時に気をつけたい方法を書いていきます。

気をつけてほしいのは以下の3つです

  • 人事が強い力を持つ会社でないか
  • 役員クラスに対して突然の訪問をしてないか
  • 目標とする部署が新人を受け入れているか

1、人事が強い力を持つ会社でないか

人事が強い会社というのは、相当システマチックに分析をして配属を決定したり、人事役員がタレント化してたりして力を持っている部門化している会社の事です。
そういった会社は「人事に言ってもちょっと発言したくらいじゃ変わらないんだよね」という言われて終わってしまいます。

2、役員クラスに対して突然の訪問をしていないか

役員クラスのおじさまはだいぶ頭が固い人が多いので突然社内で捕まえて「私は○○をやりたいんです!やらせてください」などと言うのはNGです。
それで話が通るのはサラリーマン金太郎の中だけです。

もう庶民が大名行列の前に出て嘆願したらどうなるでしょう?
まあ、斬首ですよね。よく時代劇で見るやつです。

斬首はもちろんされず、いったん話を聞いてくれた風になるとは思います。
しかし、一般的にこれをやると「人事はいったい何をやっているんだ!!」と人事が怒られてあなたの配属ガチャは絶望的になります。

3、目標とする部署が新人を受け入れているか

これも新人あるあるなのですが、人事が就職活動「こんな先進的な取り組みをしてます!」とPRして、それに憧れて入ってきたもののそこに配属されないという結果…。

そういう部署って、出来たばかりだったり、高度な技能を持つ集団だったりして、少数精鋭で新人を教育している暇が無いので新人配属はされないんですよ。

なので、いくらそこに行きたいと言い続けていても入ることは出来ません。
そこで、その部署に異動出来る可能性が一番高いところはどこかの情報をリサーチしてまずはそこに潜り込みましょう。

配属ガチャに失敗したらどうすれば良いか

配属ガチャの対策に関して語ってきましたが
ここまで頑張っても、配属ガチャに失敗してしまう事もあります。

私も配属ガチャに失敗して「一番希望しない部署」へと配属をされました。
しかし、ここで私は一番やってはいけないことをやってしまいました。
なので、まずは絶対にやってはいけないことをご紹介し、その後に対策を書いていきたいと思います。

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配属ガチャに失敗しても絶対にやってはいけない事

配属ガチャに失敗した私は「こんなところ入りたくなかった」という思いから「こんな事をやりたかった」「ここは希望していなかった」とかなり後ろ向きな事を言い続けてしまいました。

これがだめな理由は、もちろん周りの先輩が不快になるという事もありますが、もっと大きいのは「可愛そうな自分」をアピールする事で、この「可愛そうな自分」という自分で貼ったレッテルを守るために、もっと自分が望まない環境を作り上げようとしてしまっていました。

望まない単純作業を朝までやったり、後輩に楽しそうな仕事を渡して自分はつまらない仕事をやって自己犠牲感を出してみたり。
しかし、そんな事をしていても上手くいくはずはありません。

ある時にプッツンと糸が切れて「もっと好きな事しよう」と思ったのですが、その時には社内で移動する元気もなく、移動しにくい環境を自分が作り上げてしまっており、転職という手段を選ぶしかありませんでした。

また、あの時に糸がもし切れてなかったら、私はどうなっていたのだろうと恐ろしくもありました。

まずは社内異動の制度を確認しよう

いよいよ、社内ガチャ失敗後の対策のお話です。
まず検討すべきは社内異動が出来ないかの確認です。
私が新卒で入った会社は恐ろしいほど社内異動が難しい会社でした。

ジョブローテーションの様な仕組みはありましたが、部門内でぐるぐる人を回してくだけで、ちょっと違う仕事をしたりはしましたが、基本的には1つのジャンルでの職能を高めていくスタイルでした。

しかし、今はほとんどの会社がジョブローテーションを採用しており社内で異動出来る環境が整っています。

その異動での、希望部署への異動方法は基本的には配属ガチャ対策で書かせて頂いた「役員」や「希望部署の上の人」に会って想いを伝える方法です。
座して異動を待っているだけでは希望部署への異動は難しく、また今度は異動ガチャで状況が悪化する可能性があります。

転職も視野にいれて日々の仕事をしよう

転職が当たりになった時代、転職という手段も珍しくなくなってきました。
私は、もし入った会社自体が好きなのであれば転職よりも社内異動をおすすめします。

最近はプロサラリーマンやプロ経営者が増えましたが
古き良き大企業なら、プロパー(生え抜き社員)は大きなアドバンテージです。

しかし、若手のうちの転職における第二新卒マーケットというのは「新卒のチューニング」にすぎず、「就活に失敗した人」や「配属ガチャに破れた人」をぐるぐる回している作業です。

人材としての評価価値はほとんど「新卒学生」と一緒で考えられます。
なので次に入る会社も「新卒ガチャで辞めた人の空き枠」という可能性も考えられます。

私は無策で転職活動をすることはおすすめしません。
そこで、私は以下の方法での転職活動をおすすめします。

自分のやりたい仕事を見直そう

社会人になって少し働くと「自分のやりたかった事」が意外に違っていたなんて事もありますよね。

また、「お金は大事じゃないと思っていたけど、やっぱりお金が欲しい!」なんてギャップも出てきたりします。私もそうでした。

そこで、まずは一度冷静になって本当に自分のやりたい仕事とは何かというのを再度見直しましょう。自己分析のやり直しです。

職務経歴書を常にブラッシュアップ

おおよそやりたい仕事内容が決まったら行きたい会社も見えてくるはずです。

そこで次は、今の自分の職務経歴書を書いてみてください。
あなたはいま、何が出来ますか?
次の会社で求められそうな経験とどのくらいのギャップがありますか?

今の自分の実力と、次に求められる能力のギャップを知ることで初めて、そのギャップを埋めるために今の仕事に向き合うことが出来ます。
今の仕事にもやりがいが出来て、毎日が少し楽しくなります。

日々の仕事を次のキャリアに寄せる

職務経歴書を常にブラッシュアップとつながる部分ですが、日々職務経歴書をブラッシュアップしながら次のキャリアに橋をかけていく為に、どんどんと自分に足りないパーツを補う仕事をしていきましょう。

若いうちから独自の仕事のスタイルをしてくのは難しいかもしれませんが、例えば同じ部署の先輩の仕事で、次のキャリアに繋がりそうな仕事があったら手伝わせてもらうくらいは可能でしょう。

そうやって、日々の仕事を次のキャリアに寄せていきましょう。

転職サイトに登録をしよう

転職サイトに登録をしておくのも一つの手段です。

というのも、最近はリクルートエージェントの様な大手の他にもキャリトレや、MIIDAS(ミイダス)の様に登録しておくだけで求人を届けてくれるサイトがいくつもあります。

どういった求人が出ているのかを知ることは、今人材のマーケットでは「どういた人材が求められているのか」を知ることにも繋がります。
マーケットを知るために登録だけでも、しておくのが良いでしょう。

おすすめの転職エージェントは下記でも詳しく紹介しています。

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終わりに

今回の記事では、転職ガチャについて書いてきました。
転職ガチャ問題は、日本の終身雇用制度と1社でキャリアを終える日本ならではの問題かと思います。

欧米のように人ではなく”職能”で給料が決まる制度だとしたらこの様な形式にはならないでしょう。

皆さんはこの問題についてどう考えますか?
それでは、また。

配属される前の軍隊
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